07 | 2017/08 | 09
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

orara

Author:orara
フォフォフォ
よくここまで辿り着いたのぉ
メールアドレスは
homealoooooo@yahoo.co.jpじゃ。
twitter IDはorararaじゃわい。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
Amazon
リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中学生の時、学校でヤンキーに「お前もタバコ吸ってみるか?」と言われ、おそるおそる吸った後に「これでお前も仲間な。」と言われた時の怖さは異常。

桃色体感②



俺の名前は手垢 黒三。35歳。

闇の世界では

黒飴マンとか呼ばれてるが

俺は気にいっちゃいねぇ。

黒の服しか着なくて

体型がデブたからそう呼ばれてるが

俺が好きなのは

ハイチュウだ。

黒飴なんて

舐めるのを想像しただけでヘドが出るぜ。

だが

ハイチュウの

黒飴味が出たら

「買い」 だぜ。


ある日

子分の

溺死順平が(俺は3人の子分を持つ頭だ。)

俺に、いい話があると持ちかけてきた。

この溺死順平は

まだ25歳だが

なかなか根性がある奴で

刑務所の

塀をよじ登って

刑務所の中に入り

勝手に8年服役している。

「なんだ?話ってのは?」

「黒三さん、実は俺の女が海老ぞり銀行で働いてるんですけど、」

「何!?お前また女出来たのか?」

「へへ。Pカップあります。」

「マジか。」

順平は女癖が悪い。

女に貢ぐ為に

俺の家の家具一式を盗んで

それを質に入れた事がある。

女癖がなければ、幹部クラスの話も出るのだが。

しかし、順平のおかげで最近

俺が筆おろし出来たのも事実である。

「で、その新しい彼女が海老ぞり銀行に60年勤めてるんですけど、」

「待て。お前の女、何歳なんだ?」

「28歳です。」

「おかしいだろ。」

「いやなんか前世も海老ぞり銀行で働いてたみたいで、前世と今世で併せて60年らしいです。」

「マジか。」

「前世はAカップだったみたいです。」

「あの世で一体何があったんだ・・・」

「それでですね、黒三さん!どうやら、海老ぞり銀行、セキュリティが穴だらけらしいですぜ!!」

「あの世で一体何が・・・」

その時

ソファでずっと話を聞いていた

うちのナンバー2の

青紫ジョージが立ち上がった。

「頭、この話、でっかい花火打ち上がりそうですね。」

ジョージは知能、体力、性癖

何を取っても申し分ない逸材である。

正直

なぜ俺みたいなチンカス野郎の下に付いてるか分からん。

ルックスも最高

笑顔も最高

右腕にはロレックスを7個も付けている。

なぜ俺みたいなチンカス野郎の下に付いてるか分からん。

しかし俺の下に付いてるからには俺の部下だ。

貫禄ある態度を見せなければならない。

俺はタバコに火をつけて

煙をゆっくり吐いて言った。

「ジョージ、この話、お前に任せた!」

ジョージは

俺に仕事を任せられたのが嬉しかったのか

ニヤリとして言った。

「アイアイサー。」

ジョージは英語も万能だ。

なぜ俺みたいなチンカス野郎の下に付いてるか分からん。


1週間後

「ジョージ、海老ぞり銀行の件どうなってる?」

ホワイトボードに海老ぞり銀行内部の図面が貼ってあり

その横に何やら細かな文字がたくさん書いてあった。

2画以上の漢字は難しくて俺には読めない。

ジョージはホワイトボードの前で

腕を組み

マジックのマッキーをアゴに当て悩んでるようだった。

マッキーはカタカナだから俺は読める。

「いや・・・それが完璧に遂行出来る作戦を立てたんですが・・・」

「なんだ?ハッキリ言え。」

「銀行強盗するには後1人足りないんですよ。」

「ぎ、銀行強盗!!!???」

海老ぞり銀行は昼間、ATMにたくさんの行列が出来る

俺はお金を下ろす時

その行列に並ぶのが嫌でならなかった。

順平に

海老ぞり銀行はセキュリティに穴があると聞いて

俺は

その穴を突けば、ATMに並ばずお金を下ろす事が出来るかもしれん!!

と思い

その方法を

ジョージに任せたのが

なんと

ジョージは銀行強盗を企てていたのだ!!

天才だ!!

なぜ俺みたいなチンカス野郎の下に付いてるのか分からん。

しかしここは威厳のある態度を取らなければならない。

「ぎ、銀行強盗とは血が騒ぐな。」

「え?頭、銀行強盗の経験あるんですか?」

「あぁ。3年前にモスクワで8回やった。」

「マジっすか?」

「あぁ。」

「いくら盗んだんですか?」

「8000万ジャーニーだったかな。」

「ジャーニー?それ、日本円でいうとどれくらいなんですか?」

「8000京だったかな。」

「京!? 一・十・百・千・万・億・兆・京!?」

「昔の事はもういい。それより一人足りないとはどういう事なんだ。」

我ながら上手い切り返しである。

「いや、俺の計画だと人質役が必要なんですよ。」

「人質役?そんなもん客を人質にすればいいだろ。」

「客を人質に取れば恐怖心でトロトロするんですよね。脅したり、なだめたりして時間も食います。
それだったら計画を知ってる奴を人質にした方がスムーズに仕事出来るじゃないですか。」

「あれいるだろ。順平の女。そいつを人質にすれば」

「順平の女はこの図面パクったのが支店長にバレて首になりフィリピンに帰りました。」

「フィリピン人だったのか・・・」

「客と従業員の見張りが1人。これは順平にやらせます。」

「うむ。」

「金庫室から金を盗むのが2人。これは俺と頭です。」

「頑張ろな。」

「外で車を待機させておくのが1人。これは魚吉にやらせます。」

すると

冷蔵庫に腰掛けて

ずっと話を聞いていた魚吉が

俺に親指を立てた。

魚吉はマジでヤバイ。

怪力男である。

ロシアの酒場でヒョードルを秒殺した なう。

とミクシィのボイスでつぶやいていた事もある。

超怪力男である。

「魚吉、逃走ルート頭に叩きこんでおけよ。」

「ギョ。」

了解したのか?したんだな?よく分からん。

「そして人質役に1人なんですけど・・・」

部下が困っている。

ナンバー2の部下が困っている。

ここは俺が顔を立てなくては。

「分かった。ジョージ。人質役は俺が探してくる。」

「マジですか。お願いします。」

「あぁ。大船に、いやタイタニックに乗ったつもりで俺に任せろ。
ま、タイタニックは沈んだんだがな(笑)」


「ギョ・・・」


魚吉の声だけが聞こえた。

ウケたのか?ウケたんだな?よく分からん。





人質役を探すとなったが

これは大仕事である。

この作戦の鍵を握るかもしれないのだからだ。

夜の街を歩きながら

人質役に向きそうな奴を探す。

ポケットから

ジョージが言っていた

人質役に適した人材の条件を忘れないよう書いてある紙を出した。

「クズ」と書いてある。

クズという言葉はよく飛び交い耳にするが

クズという人間はなかなかいない。

さて

どうやって探すものか・・・

「・・・・!!!!????」

俺の目に飛び込んできたのは

きったないスーツに身をまとい

殴られたのか顔面ボコボコ

周りのニコニコした人間を睨みながら歩く

まさにクズ

キングクズ

彼だ!!!!

俺は彼の後を追った。

その男は電車に乗り

窓際に立ち

外をぼーっと見ている。

立ち姿も最高のクズ具合である。

俺はそーっと彼の後ろについた。

後ろに立つと

彼のなで肩具合なんて

もう最高である。

その男が電車から降りると俺はそいつに声をかけた。

「すいません。あなた・・・人質やってみませんか?」

「ひとじ・・・ち?」

困惑した顔がまた最高にクズ顔である。

「短期のお仕事なんですけどね。」

俺はポケットからハイチュウを取り出し口に入れた。

俺のハイチュウを欲しがる、その目

最高の人質役を俺は見つけた。

スポンサーサイト

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめteみた【oraraのとり肌ブログ】

桃色体感②俺の名前は手垢 黒三。35歳。闇の世界では黒飴マンとか呼ばれてるが俺は気にいっちゃいねぇ。黒の服しか着なくて体型がデブたからそう呼ばれてるが俺が好きなのはハイチュウだ。黒飴なんて舐めるのを想像しただけでヘドが出るぜ。だがハイチュウの黒飴味が出た?...

comment

管理者にだけ表示を許可する

oraraすごいやん!おもろい

No title

想定を超えた設定、
全く先が読めない展開w
オララのタイタニックに乗りたいw

こう繋がってくるのかww

いいぞこの構成
まるでスナッチみたいな感じだ

文才もあるし、おもしろいし最高ですね!
またブログ楽しみにしてます。

No title

天才あらわる

おひさ!おもしろいねー

前々回の黒飴マン目線なのかw面白w小説で読みたい

No title

なるほどこう繋がるのか
爆笑と同時に感心したわw

マジか!
『あの花』の後番組コレでええんっちゃう?

No title

今まで読んだ全ての村上春樹より喪黒腹蔵!!
更新が待ち遠しい。

No title

人質役を見つけ・・・・・終わりかい!!!!
俺のワクワクをお前・・・・・・終わりかい!!!!!!




え・・・・続編あんの?・・・どうなの!!!?

No title

人質役を見つけ・・・・・終わりかい!!!!
俺のワクワクをお前・・・・・・終わりかい!!!!!!




え・・・・続編あんの?・・・どうなの!!!?

意味がわからないがそれが良い。

むしろよく練られてるのがすごいと思った。

急にミステリー仕立てにしてきやがった!!

No title

信長の野望くっそ面白かったww
続編待ってますww

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

ブログ 無料 レンタルDVD 転職

  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。